2021年7月20日火曜日

Best Case Worst Case 24 でナタで彼女を切りつけた男が無罪になった話

Podcast のBest case Worst CaseでホストのフランシーンがWorst caseとして上げていた話について。本当に世の裁判制度のシステムには欠陥があるんだなというのを実感しました。

背景は、20年前に殺人で有罪となった男がいて、10年間服役して、その10年後に今回話される事件をおこしたというもの。
もちろん、罪を償ってるので、以前殺人で有罪となったことは陪審員には知らされてない。この時点でフラストレーションです。

今回の事件は、男の彼女が妊娠して、子供を産みたい彼女と喧嘩になったというもの。彼女は殴られて、反撃としてお土産屋さんで買ったようなおもちゃで殴りつけた。すると、その男はナタで彼女の腕とか首を切りつけたそう。女性は重症で神経にもダメージをおってしまいdisable になってしまうほどだった。お腹の子もその事件により、助からなかった。そこで新米検事のフランシーンがこのケースを殺人未遂で起訴したというはなし。1番のネックは凶器となったナタが見つからなかったこと。でも、状況証拠や、女性の証言で当たり前に有罪になると思ってた。

全て終わって陪審員が審査に入り15分ほどで終わるかなと思ったら、何時間もかかるから、心配になってた。なんと結果は無罪。

その後、陪審員の1人の男がフランシーンのオフィスを訪ねてきたそう。
怒りを抑えながら、なんで無罪になったのか聞くと、「もちろん、みんな有罪だとおもってたさ。でも二つほど問題があった」と言ったそう。「凶器となった証拠を示してない」と言われるかと思ったらまさかのまさか、「みんな強気の女検察官のことは好きじゃない」と侮辱した後に続けて、「だって彼女はダンサーだから」と言ったらしいのです。被害者の女性はストラップダンサーのようだったのですが、なんと、被害者の属性とフランシーンが真っ当に仕事をしたことで犯人が無罪になってしまったのです。


ミソジニーの最悪のケースを見てしまったようなのですが、これって今回のケースだけじゃなくて、おそらくたくさんあるのでは?って思わされたケースでした。




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