2021年7月4日日曜日

Podcast: Worst Case Best Case 15 の感想

Podcast Worst Case Best Caseの15話目を聴きました。
ゲストにJody Ariasという悪名高い人物の弁護をした人が出ていました。昔この人がPublic Defenderのときの弁護したケースをベストケースとして話してました。

内容はある男性が、SMに深く関わってる女性と付き合うようになって、その後その女性からレイプで訴えられたというもの。
その男性は、女性と知り合ってから、深くSMというものに関わるようになっていったと。ある日、セクシャルアクテビティを伴うそういう行為をおこなった後に、その女性がマスターと呼ばれる人に電話をしたら、その人からそれはレイプだと言われ訴えたとのこと。結局、警察に訴えて、会話を録音し「わかった、もしそれが君が聞きたいことなら、僕は君をレイプしたよ」と認めたとのことです。結果男性は無罪になったそう。

SMとか未知すぎですが、その中で気になったのは、当たり前ですけど、ここのゲストが明らかに訴えられてる人の視点から話してるということ。ん?と聞いてて違和感があったのですが、このポッドキャストのホストの1人で元検察官のFrancey Hakesが初めの方から突っ込んでて、最後の方で「私はあなたの考えには同意できない」ってはっきり言ってくれててスッキリしました。ゲストだからって、うんうんって聞いてるわけじゃないのがいいなと思いました。

まず、「この女性がきっかけでSMに深く関わるようになったって誰の供述?」とか、弁護人が、「裁判中その被害を訴えてる女性は明らかにその状況を楽しんでて、訴えてること自体が、SMのファンタジーで被害者らしくしてなかった。」「被害者は被害を受けた後コンビニでタバコを買ってる」とか、みたいな発言にも、それは今までに子供や女性の多くの性犯罪の被害者がそういうふうに、だから被害者じゃないって勘違いされてる典型の理由だ!とか、はっきり反論してくれてました。

Jimは両方の視点もわかる。SMは法のシステムが介入するには、どこまでが同意とかそうじゃないとか客観的に判断するのが非常に難しいから、リスナーの皆さんはSMというアクテビティには参加しないことをおすすめするってしめてました。

まあその通りではあるけどそれをちゃんと裁くのが法のシステムじゃないのかな?と思ってしまいました。私はどうしても女性のほうの見方をしてしまうなぁ。

Francey Hakesの突っ込みがとてもGood jobで、引き続き聞きたいなと思ったエピソードでした。


0 件のコメント:

コメントを投稿