2021年7月27日火曜日

Best Case Worst Case: 41の感想と学び

本日はPodcastのBest Case Worst Caseの41話目を聴いての感想。

連続レイプ事件を担当してたKevin McNeilさんというDetectiveがWorst Caseとして選んでいたケースが話されていました。

その中で興味深かったのが、犯人が被害者にどのように脅したかのやり取りをきいてJimが、「どんなことを犯人が言うかでどんなタイプの犯人か情報が得られる」といっていた点。なので、プロファイルする際に非常に役に立つとのこと。

今回のケースで過去に2人の女性が被害にあっていて、この刑事さんが担当してから、3番目の被害者が出てしまい、悲しいことに3人めの被害者の方は抵抗して殺されてしまったそう。フランシーンが、「被害にあったときにどうすればよいのかと聞かれることが多いけど、どうすれば良いの?」とJimにきいていました。ジムが、「それは本当に犯人のタイプによるから、一概には言えない」と答えていました。

Jimが言っていたレイピストのタイプと傾向をあげていたので、ログを残して起きます。

- Anger excitationタイプまたは Sexual sadistタイプ: このタイプは他の人が苦しんでるところに興奮を感じる。もし、怖そうにしてなかったり、苦しそうにしてなかったら、turn them off してしまう。問題は、このタイプは暴力的なので、抵抗しても、抵抗しなくても殺されてしまうかもしれない。

- Power reassuranceタイプ: このタイプのレイピストは、頭の中で、Justifyして、これはデートなんだって勝手に解釈する。武器は、被害者をコントロールするためだけに使われることが多い。今回のケースで話されているような暴力行為はおこなわれない。通常は、犯人に対して名前を言ったり、娘がいるとか、夢を語ったり、ヒューマナイズすれば、犯人がまたデートできるかもしれないって思うらしい。実際のケースの中には、ヒューマナイズして話しかけた被害者に、電話番号を渡したり、窓を開けっ放しだと危ないよ!と忠告してきた犯人もいたらしい。

- Power assertiveタイプ: "I’m the strong and I’m gonna prove it to you(俺は強いんだ。それをおまえに証明してやる。)" みたいなことを言う。話す言葉が、masculinity (男らしさ)を証明することの発言が多い。Power reassurance よりさらにフォースを使うらしい。You are manとか、masculinity を肯定するような発言をすることで助かったりすることもあるよう。

- Anger retaliatoryタイプ: このタイプの犯人のゴールは、"Punish the victim basically being a woman.(女性が女性であるということで罰してやろうとする)"とのこと。このような場面ではでは、「あなたは傷ついてる」とか声をかけて、彼らが嫌いな女性と自分を差別化することで助かるそう。

そして、状況をよく理解すること。よく理解することが被害にあうことから守る最初のステップだと締めくくっていました。

これを見てるとそもそも、こんな犯人が出てこないで、みんなこんなこと考えなくても良いような社会になってくれや!という感じではありますが...。

このケースを話していた刑事さんは、 3人目の被害者が殺されてしまったことで、自分がもっとできていたことはなかったのかと自問して罪の意識に苛まれるので、Worst Caseとしていました。



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