Best Case Worst CaseでPodcastのホストのJimがFBIで3年間覆面捜査をしてた際のケースがについて話してました。
NYのウォール・ストリートの商品取引所で不正行為が行われているという情報をもとに、名前も身元も変えて覆面捜査を行うという任務でした。
ほんと映画みたいで、面白かった。
まずFBIでの覆面捜査官としての選抜のテストの場面。商品取引所なので数字に強くなくちゃいけないと言うことで、FBI内で数学のテストが行われたそう。そこで、「10問あるから10問目を解き終わったら教えて」と言われて、難しい問題だったけど、9問目を解き終わって10問目を解こうとした時、「ちょっと待て、何しよとしてるんだ?」と言われたそう。意味がわからなくて、「10問目を解こうとしてるんだよ」と言ったら、「そんな、解けるわけないだろ」と笑われたそう。「いや、解けるからちょっと待って」とその問題を説いたら、テストを受けた人で「これを解けた人はいなかった」と言われたそう。その問題は、解けたないこと前提で出されていたようです。それを解いてしまうなんて、ドラマでもよく出てきそうですよね。
そのあと、ある会社のクラークとして採用されて、ウォール・ストリートの商品取引所に言ったら、「文字通り虫唾がはしった(Literally made my skin crawl 」と言っていたのが面白かったです。嫌な奴ら(Bunch of jerks)の集まりで、実際そこで取引をしてる人達というのは、大学入ったとかそういうことでその仕事をしてるのではなく、家族経営的に、父親がやってたからとからしく、マフィアみたいな感じなんだなと思いました。
で、そこで、半年経ってクラークからディーラーにるよう、自分が覆面捜査官として勤めてた会社の上司に言ったら、馬鹿にされて、「あいつは、ディーラーになるのに7年、あいつは10年」とお前なんかがなれるわけないだろ!と言われたそう。でも、試験を受けて、上司の妨害にもあったけど、ディーラーになれて、FBIで初めて半年でクラークからディーラーになった人物が自分だったと話してました。
そのあと、色々危ない場面があるのですが、その一つの危機として、州の議員の妻とかがこの商品取引所の役員みたいになってたようで、なにかの取材で
「FBIの捜査官が覆面捜査をしてくれてるから大丈夫」みたいに言ってしまったそう。
で、いろいろあって、仲間の覆面捜査官の1人がFBIだとメディアにかぎつけられてしまい、その人を紹介した自分にも疑いをかけられててしまったそう。
役員たちがたくさん集まる会議室に呼ばれ、尋問を受けてしまった場面はハラハラでした。「どこ大学のこのクラスの友達の名前3人」「前の職場の同僚の名前3人」とか、4時間くらい尋問されたそう。で、何度も「オレはFBIだ!」と言いそうになったと言ってました。で、もう答えを全部出し切ってひとつも出せないってなった時に、役員のトップが見下した感じで「自分のこと賢いと思ってるんだろ?(You think you are smart don’t you?)」と言ってきて、「どういう意味ですか?(what do you mean?)」と聞き返したら、「ここまで上手くいろんな人の名前を答えたけど、その間、一度たりとも母親の名前を出してない」と言われたそう。そこでJimが答えたのは「それは自分の母親は自分が小さい時に亡くなったから」と答えて、ブワーッと涙を流したそう。そしたらみんな慌てて、「ごめんごめん」みたいになって、その場を乗り切ることができたそう。次の日、出社したら、「あいつはFBIなんかじゃなくて、泣き虫赤ちゃんのジェームズ(覆面時の名前)だ」みたいな感じに変わってたそう。その場にいた役員は他の人に、「あいつは泣き虫のジェームズだけど、もしそうじゃなければ、あいつは世界一の役者だ」って言ってたそう。
そんなこんなで色々あって、結局、犯罪の証拠はたくさん掴んでたのに、これでみんな捕まえたら、商品取引所は機能しなくなる、みたいな上層部での決断により、結局終わってしまったそう。
本当にストレスフルの仕事で、睡眠時間も毎日良くて3-4時間で、自分の地元のNYでの覆面捜査ということで、知り合いを見つけるたびに気をつけなくてはいけなかったり、危機があったり、そして最終的には上の決定で捕まえられることができなく、本当に3年間無駄にした的に話してた気がします。
その時に、ストレスフルな仕事の2位と3位が警察官とディーラーっていうランクを見て、この諸々合わせたら自分が1番ストレスフルな仕事してたと思う。って言ってて面白かったです。
こういう覆面捜査官の話を映画とかドラマにしてほしいなぁと思いました。