私もそのエピソードのことは覚えていた。自分のは適当に終わらせていたのだが、ギリギリまで地図塗りをやっていないRに「なんでやらないの〜信じられない、適当にはやく終わらせればよかったのに」なんて文句を言いながら、必死に手伝ってた記憶だ。
そして、夏休み明けに、Rは地図塗りで賞をもらった。私はというと、なんなら地図を返される時に、「もっと丁寧にやりましょう」なんていうコメントを先生からもらったくらいだった。この皮肉な出来事が面白くて、隣の席だったおちゃらけ男子についつい裏話をしゃべってしまった。そして私の地図塗りを見たおちゃらけ男子にも「うわ!きたねー(雑)!(笑)」みたいなコメントをこちらからももらった気がする。
確かによく見ると私のは色むらがあるし、これはやっつけ仕事だなと明らかにわかる出来栄えだった。それに反して、ギリギリだったのに、雑に終わらせないでみんなを総動員させてまでちゃんと終わらせたRはある意味凄いなと思った。今でもなんで妥協しなかったのか、不思議である。
今振り返ってみると、これが宿題じゃなくて仕事だったらどうだろうか。と思った。早めに終わらせたやっつけ仕事の成果物とギリギリだったけどクオリティが高い成果物。仕事だとこれが一人でやったから、やってないかなんて関係ない。プロジェクトマネジメントであれば、後者が評価されるよな。
なんてことをRのブログをみて考えていたのだった。
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