2019年10月31日木曜日

目標と目的を混同してはいけないと3歳息子から教わった件

うちにちょっと前にもらった「くみくみスロープ」というおもちゃがあるんです。



3歳息子は自分でつなぎ合わせたりすることはできるのですが、自分でコースを作ることはまだできず。

先日、「ねえ、これつくってー」と要求してきたのがこちら。↓



パーツを全て使うやつで、見本にのってる中のもので一番難しい...。

「まじか...。」と内心思いつつ、「他にもこっちのとかあるけど、これがいいの?」と簡単そうなものをみせても「これがいい」とのこと。

そうだよね。と思いつつ、早速組み立て始めました。3歳長男は横で、まだ手をつけてないパーツをつなぎ合わせて遊んでいます。

こういうのが苦手な私は、写真と作ってるやつを何回も見比べながら、途中「もうできた〜?」という息子からの問いに、「早くつくらないと!」と焦りながら組み立てていました。

そして組み立ても終盤にさしかかって残りのパーツが数個となったとき!問題が発生。なんと、写真では6つの塔が地に足をつけているのに対して、自分が作ったものは高さが揃わずに、地に足がつかない塔が2つあるではないですか。

焦った私は、「うーん、どこだ〜?」と言いながら必死に間違ってる部分を探します。そんななか息子は「もうできた〜?」と聞いてくる。何度見比べてもどこが間違ってるのかわからない...。

息子は「どうしたの〜?」と聞いてきます。完成できないことに若干イライラしつつ、息子にこう言いました「うーん、お母さん、作ってみたけど、こことことが揃わなくて完成できないんだ...。」

すると息子が答えました。


「じゃあ、もうやっちゃおうか?」


ニコっとしながら、まるで保育園の先生が子供に優しく気にしないでいいよと言わんばかりの様子でこう答えたのです!!

完成してからやるものと決めつけていた私には衝撃の一言でした。「ほ、ほんとだね!もうやっちゃおう!」と答えて、完成してないスロープに一緒にボールを入れて2人で楽しく遊びました。

ここでの息子の目的はこのおもちゃで楽しく遊ぶことだったんです。そのための目標がスロープを組み立ててもらうこと。私はその目的も考えずに必死に組み立てていて、完成させることが目的になっていました。完成はしてないけど、本来は楽しく遊ぶことが目的ですよね。
本来の目的である「楽しく遊ぶこと!」を忘れてはいけないんですよね。

大人の私の凝り固まった考えに対して良い教えとなりました。


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